ワイヤープローブとの比較

  ワイヤープローブ VPT

プローブ材料として イリジウムの適用可否

イリジウムの弾性率が高いため、ワイヤープローブの応力は座屈圧縮応力が大きくなりすぎる。多くの場合、ワイヤープローブへのイリジウムの適用はできてきない。 

VPTのプローブは上下対称のコブラの形状であり、応力は圧縮応力ではなく曲げ応力が主体であり、応力管理が容易である。

イリジウムは適用可能。

 狭ピッチの実現性

軸方向ストッパーとしての絶縁コーティングが狭ピッチ化を阻害する。

挿入には人手が必要であり、人間のエラーとコストアップが問題となる。

VPTでは、真直ピンを治具へ挿入するには自動挿入装置が適用可能であり、狭ピッチでは優位性がある。

 操業時の応力 image9-2.png image9-3.png

 プローブの製造工程

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 操業モード image10-3.png image10-4.png

 

 

【3】 コブラとの比較

 

コブラプローブの基本構成

  コブラプローブ VPT
 イリジウムの適用可否

コブラへはイリジウム適用不可。

理由)コブラの成型にはプレス加工が必要であり、衝撃的な力が加わり、イリジウム内部にマイクロクラックが発生する、

イリジウムの適用可能

 狭ピッチの実現性

コブラは複雑な形状をしているため、狭ピッチの場合、ホールプレートの穴に挿入するのが困難であり、狭ピッチは難しい。

コブラプローブの挿入には人手が必要であり、人間のエラーとコストアップが問題となる。

VPTでは、真直ピンを治具へ挿入するには自動挿入装置が適用可能であり、狭ピッチでは優位性がある。

 成長の見通し 狭ピッチは難しく、成長は期待できない。 VPTはMEMSへの差別的な挑戦ができるため、成長が大いに期待できる。